農薬の環境影響

環境中での農薬の動態や、環境中の生物への影響情報です。

農薬を使用すると環境中の生物(トンボ、カエル、土壌微生物、スズメ、カラスなど)に影響しませんか。

農薬(化学農薬、天敵農薬など)は、登録された使用方法に従って使用すれば、圃場外の生物(昆虫、鳥類、魚類、藻類など)や環境に影響を与えることはありません。

上記生物を総称して「生活環境動植物」と言いますが、農薬取締法に基づく登録制度によって審査され、「その使用に伴うと認められる生活環境動植物の被害が発生し、かつ、その被害が著しいものとなるおそれがあるとき。」には登録が拒否されることになります。

具体的には、農薬登録時に環境中の生物の代表として、鳥類、魚類、ミジンコ、藻類、ミツバチ、浮草、ユスリカなどを用いた安全性試験が行われます。最終的にこれらの試験結果と環境省が定める農薬登録基準とを比較し、問題が無ければ登録されます。また、農薬使用場所の周辺の作物、カイコや天敵などへの影響も検討されています。これらの試験検討を通じて、環境中の生物への悪影響のないよう、使用基準が定められています。

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