農薬をご使用になる方へ

農薬に関する用語集

農薬の製品ラベルには使用基準、使用上の注意事項、保管・管理等の注意事項などが記載されています。
製品ラベルの内容を正しく理解していただき、農薬の適正使用にご活用ください。
用語は50音順に区分けしています。
下記区分より、該当するボタンをクリックして閲覧してください。

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  • あ行
  • か行
  • さ行
  • た行
  • な行
  • は行
  • ま行
  • や行
  • ら行

あ行

用語 解説
荒起し
【あらおこし】

下層にある土を表面に出し、表層の土を裏返すように田畑などをおおざっぱに掘り起こすこと。 無草化、施用肥料の攪拌、表面水の排水、乾土効果などを目的に行う。

アルカリ性の強い薬剤
【あるかりせいのつよいやくざい】
例としてボルドー液や石灰硫黄合剤などが挙げられる。
育苗PHOTO
【いくびょう】

苗または苗木を一定期間人工的な環境下で保護・育成すること。

育苗箱PHOTO
【いくびょうばこ】

水稲栽培で培土を入れて種を播き、移植までの期間、苗を育てる箱で、一般的にプラスチック製の浅い箱である。

移植
【いしょく】
育てた苗を本田(圃)に植え付けること。稲(育苗箱)での登録では、移植○日前、移植当日、除草剤の移植水稲登録では、移植前7日、移植時、移植直後、移植後○日、野菜苗の根部浸漬では移植直前、などの使用時期例がある。
医薬用外毒物・劇物
【いやくようがいどくぶつ・げきぶつ】
毒物及び劇物取締法に定める毒物、または劇物のこと。購入の際は、販売者に対し譲受書を記入提出し、施錠して保管管理する。保管場所における法に定められた表示の義務や、盗難の際の報告義務がある。
植穴PHOTO
【うえあな】

苗を植えるための穴。

植代(植代時)
【うえしろ(うえしろじ)】
田植えの前に行う仕上げの代かきのこと。また、仕上げの代かきを行うときを植代時という。
(参照:代かき
植え付
【うえつけ】
苗や苗木を植えること。
植溝PHOTO
【うえみぞ】

長い溝を掘りそこに苗を均等に植え付ける溝のこと。

畦立
【うねたて】
農作物栽培において、播種、定植または植付けする部分に、周りの耕土をすじ状に盛り寄せること。盛り上げられた部分(畦)に作物の根部が発達することにより、湿害が避けられ、また根茎作物の収穫が容易になる。
畦間PHOTO
【うねま】
播種、定植または植付けされた作物の根茎部分の列(畦)と列(畦)の間隔のこと。
(参照:畦面)
畦面PHOTO
【うねめん】
畦立された際に形成される頂部の面。畦面を被覆するマルチの場合は側面も含む。
(参照:畦立

か行

用語 解説
改良畦面栽培
【かいりょうけいめんさいばい】

たばこ栽培における被覆栽培の一形式で、施肥後高畦をつくり、タバコ苗を穴植えし、その上からマルチフィルムで畦全体を被覆すること。

かけ流しPHOTO
【かけながし】

一枚の水田で、一方の口(入水口、水口)から水を入れながら、もう一方の口(排水口、水尻)から水を流す管理。夏季などに高温対策のため行なう。

果梗部PHOTO
【かこうぶ】
なし、なす、メロン、きゅうりなどの果実の柄のところ。
花穂
【かすい】
花が稲穂のように、長い花軸に小形の花が多数、穂状についているもの。
ガス抜き
【がすぬき】
土壌くん蒸でガス化した成分を、土壌を耕起することにより除去する作業。
(参照:くん蒸
株頭処理
【かぶがしらしょり】

クズなどのつる性植物の株頭(つるの付け根の地面から出た部分)にナタなどで傷を付け、薬剤を滴下または注入する処理方法。

株頭注入処理
【かぶがしらちゅうにゅうしょり】

クズなどのツルの付け根の地面から出た部分(株頭)にナタなどで傷を付け、薬剤を注入する処理方法。

株元散布
【かぶもとさんぷ】

株元施用を参照。

株元施用PHOTO
【かぶもとせよう】

粒剤などを直接作物の株元の土壌に処理する施用方法。

果粉溶脱PHOTO
【かふんようだつ】
果実表面の白い粉のブルーム(果粉)が落ちること。ブドウやプルーンでは商品価値が落ちる。
果房PHOTO
【かぼう】
房状の果実。(例えばぶどうやミニトマトなど)
花房PHOTO
【かぼう】
房状の花。(例えばトマト(ミニトマト)やいちごなど)
灌水チューブ
【かんすいちゅーぶ】

水を効率よく、均一に灌水するために一定の間隔で穴が開けられたチューブ。水道より水を給水することで一定量の灌水を行うことができる。

灌注処理PHOTO
【かんちゅうしょり】

薬剤の希釈液をジョウロなどを用いて土壌表面、土壌中などに注ぐこと。

乾田状態
【かんでんじょうたい】

乾いた状態の水田のこと。湿田との対比で使われている。

乾粉衣
【かんふんい】

種子粉衣を参照。

希釈倍数
【きしゃくばいすう】
希釈して薬液を調製するときに、製剤量に対する希釈水量(調製後の薬液量)の倍率をいう。液体製剤は容量(㎖)で、固体製剤は重量(g)にて計量する。
切株処理
【きりかぶしょり】
切断した切株の切り口やナタ等で傷つけた側面に薬剤を処理する方法で、株全体を枯らして、除去しやすくさせる方法のこと。
吸収移行性
【きゅうしゅういこうせい】

浸透移行性を参照。

吸収缶(活性炭入り)付き防護マスク
【きゅうしゅうかん(かっせいたんいり)つきぼうごますく】

土壌くん蒸剤を使用する際の防護マスクで、国家検定に合格したガス用吸収缶のついた防護マスク。
(参照:農薬用マスク防護マスク
詳しくはこちら

吸汁性害虫PHOTO
【きゅうじゅうせいがいちゅう】

植物体に口器を差し込んで、栄養分を吸ったりウイルスを媒介する害虫をいう。アブラムシ、カメムシ、ウンカ、ヨコバイなど。
(参照:食害性害虫

局所散布
【きょくしょさんぷ】
病害虫や雑草が局所的に発生した場所、作物の株もしくは株間などの特定部位だけを対象として薬剤を散布する処理方法。少ない薬量で効率的な防除を行うとともに作物への薬害を低減することができる。
(日植防「農薬科学用語辞典」から一部引用)
近接散布
【きんせつさんぷ】
ある農薬の散布前後に他の農薬を散布すること。先に散布した農薬の影響で、後から散布した農薬の作物への吸収量が変化したり薬害が発生する可能性があり、注意が必要である。
均平作業
【きんぺいさぎょう】
水稲栽培や畑作において、圃場を均一に平らにすること。迅速な水管理、除草剤効果の安定化、及び生育の斉一化に役立つ。
空中散布PHOTO
【くうちゅうさんぷ】

水田の病害虫防除(一斉防除)や森林の松枯れ防除のため、ヘリコプターを使用して農薬を空中から散布する方法をいう。

くん煙
【くんえん】

薬剤を加熱して有効成分を含む煙を発生させて、これを施設内部に浮遊、拡散させて、病害虫の防除などを行う方法。
(日植防「農薬科学用語辞典」から一部引用)

くん蒸
【くんじょう】

農薬の有効成分または有効成分に由来する活性物質を密閉またはそれに近い条件下で気化させ、ガス状の成分を拡散させて、病害虫の防除などを行う方法。空間くん蒸と土壌くん蒸とに区分される。
(日植防「農薬科学用語辞典」から一部引用)

原液
【げんえき】

液剤や乳剤等の液状製品で、水で薄めずに容器に入ったそのままの状態のこと。

減水深
【げんすいしん】

水田に水を張り、1日で下がる水位を減水深という。減水深が大きいと効果不足や薬害を生じるおそれがある。
(参照:漏水田

駒木散布
【こまぎさんぷ】

たらのきなどの駒木に萌芽促進または病害発生の抑制のために薬剤を散布する処理方法。

さ行

用語 解説
最終有効年月
【さいしゅうゆうこうねんげつ】
農薬製品の瓶や袋に記載されている製品の使用期限。通常は西暦下2桁と月で示される。

作条/作条土壌混和
【さくじょう】/

【さくじょうどじょうこんわ】

種を撒いたり、苗を植え付けたりする場合、一定の幅で掘った浅い溝のこと。/

作条の直下に農薬を施用して表土と混和することをいう。

作条施用
【さくじょうせよう】

作物の種子をまいたり、苗を植付けるために一定の幅で平行に掘った浅い溝に農薬を施用すること。

さし穂
【さしほ】
挿し木に使う枝や茎の総称のこと。
植物のどの部位を使うかによって、「葉挿し」「葉芽挿し」「茎挿し」「根挿し」の4種類に大別される。
雑草茎葉散布PHOTO
【ざっそうけいようさんぷ】
生育中の雑草に散布して、枯殺する除草剤の散布法。
雑草茎葉塗布
【ざっそうけいようとふ】
薬液を雑草の茎葉に直接塗布して、雑草を防除する方法。
作用性
【さようせい】
農薬がどのようにして害虫、病原菌あるいは雑草に対して効果を発揮するかのメカニズムを作用性という。同じ作用性の農薬を使用し続けると抵抗性を発達させる原因にもなる。
残効性
【ざんこうせい】
病害虫や雑草に対する農薬の効力の持続性のこと。
散布液量
【さんぷえきりょう】

使用液量を参照。

残留基準値
【ざんりゅうきじゅんち】

食品衛生法に基づき、定める量を超えて残留する食品を流通、販売などしてはならないとする基準。

施設
【しせつ】

栽培環境を調節しながら作物を栽培するために用いられるガラス室、ビニールハウス等のこと。 
(参照:露地

失効農薬
【しっこうのうやく】

農薬として登録されていたが、3年毎の更新時に、経済的またはその他の何らかの理由で登録の更新がなされなかったか、または登録が取り消された薬剤のこと。安全性の問題で失効した農薬でなければ、製品ラベルに表記された最終有効年月までなら使用できるが、農薬取締法により最終有効年月を越えた農薬の使用は行わないように努めることとされている。

湿粉衣
【しつふんい】

適度の湿り気を与えた種子或いは種イモに、所定量の薬剤を少しずつ加えて攪拌し粉衣すること。
(参照:種子粉衣

湿籾
【しつもみ】

一定期間水に浸種した籾。

代かき
【しろかき】

田植の前に、田に水を入れて土を砕いてかきならす作業。
水田の面を平にし苗を植えやすくするほか、除草、水漏れ防止、苗の発育促進などを目的とする。
(日植防「農薬科学用語辞典」から一部引用)
(参照:植代

若令幼虫PHOTO
【じゃくれいようちゅう】

昆虫の幼虫が蛹になるまでの時期を脱皮回数に応じて回数の少ない方から若令、中令、老令という。概ね脱皮1-2回までの幼虫を若令幼虫という。

収穫開始○日前
【しゅうかくかいし○にちまえ】

収穫開始日を想定して、それより〇日前までに農薬散布を終える日数。

樹幹
【じゅかん】

樹木の地上部のうち、枝や葉を除いた部分。

樹冠
【じゅかん】

樹木の上部の枝・葉の茂っている部分。樹木の種類によって特徴的な形になる。

樹幹注入
【じゅかんちゅうにゅう】

樹木の病害虫防除や雑木を枯死させるなどのため、木の幹に穴をあけて、薬液を注入する方法のこと。
(日植防「農薬科学用語辞典」から一部引用)

主枝PHOTO
【しゅし】

果樹では一番太い幹(主幹)から直接枝分かれをしている枝のこと。樹形の骨組みをつくる枝。
果菜では根からまっすぐ伸びた一番太い枝をいう。

種子消毒機
【しゅししょうどくき】

種子消毒剤を種子に直接吹き付けて均一にコーティングしたり、種子を攪拌しながら種子消毒剤を均一に付着させる機械のこと。

種子粉衣
【しゅしふんい】

種子消毒の一つ。農薬の粉剤や水和剤を種子にまぶす方法で、種子の状態により乾粉衣と湿粉衣がある。

出穂期
【しゅっすいき】

穂の一部が見えた時を出穂とし、およそ半数の茎が出穂した日をいう。
(参照:穂揃い穂ばらみ

使用液量
【しようえきりょう】

農薬を希釈して散布したり灌注したりする場合の一回当たりの水量を使用液量(散布する場合は、散布液量)と言う。例えば希釈倍数2000倍、使用液量400ℓ/10aと適用表に書かれている場合は、2000倍希釈液を10a当たり一回に400ℓ使用する。

常温煙霧PHOTO
【じょうおんえんむ】

熱源を用いることなく、圧縮高速空気等を使い、薬液を細かい煙状の霧にして散布する方法。

使用時期
【しようじき】

その農薬を使っても良い時期。この時期以外の使用は、作物残留、効果不足、薬害などの問題につながり、農薬取締法上禁止されている。
主に、殺虫・殺菌剤は作物残留面から収穫前日数で表し、水稲除草剤は効果面から対象雑草の大きさで表わす。

食害性害虫PHOTO
【しょくがいせいがいちゅう】

植物を食べる害虫であり、ケムシ類、ヨトウムシ類、コナガなどが代表的な害虫。これに対して植物の汁を吸うアブラムシ類などの害虫を吸汁性害虫という。
(参照:吸汁性害虫

植栽地
【しょくさいち】

栽培されている植物・果樹などの栽培地、及び土地。

食毒効果
【しょくどくこうか】

殺虫剤などの薬効の1つ。殺虫剤を処理した作物の葉や茎などを害虫が食べることにより、死亡したり、食欲を無くしたり、産卵能力を無くして増殖を妨げる効果。
(参照:接触効果

浸漬
【しんせき】

適用作物の種いも、種籾などを農薬の希釈液に所定時間漬けること。

浸透移行性PHOTO
【しんとういこうせい】

薬剤が根や葉などから吸収され、植物体内の各部に移動する性質をいう。吸収移行性ともいう。
(参照:トランスラミナー効果

水源地
【すいげんち】

用水・水道水として利用する河川、湖沼のこと。

水産動植物
【すいさんどうしょくぶつ】

水生の動植物のこと。「農薬の水産動植物の被害防止に係る農薬登録保留基準」設定のために実施される毒性試験の生物種には、魚類、ミジンコ類及び藻類がある。

水面施用
【すいめんせよう】

水田などで薬剤を水中、水面に拡散させる施用方法をいう。湛水施用ともいう。
粒剤、ジャンボ剤、フロアブル剤、油剤などで用いられる。
(参照:湛水散布

生息密度
【せいそくみつど】

一定の範囲に発生している害虫の数のこと。通常、作物の「株」や「葉」当たりの害虫の寄生数、あるいは一定量の「土壌」当たりの害虫生息数で表す。

接触効果
【せっしょくこうか】
殺虫剤などの薬効の1つ。害虫に直接散布することにより、あるいは散布した作物表面に害虫が接触することにより、死亡したり、食欲を無くしたり、産卵能力を無くして増殖を妨げる効果。
(参照:食毒効果
セル成形苗
【せるせいけいなえ】
卵のパックのような小さな穴(セル)があいたプラスチック製のトレイに育苗用土を詰めて育てた苗。
総合的病害虫管理(IPM)
【そうごうてきびょうがいちゅうかんり】

適切な防除手段(生物的防除、化学的防除、耕種的防除、物理的防除等)を効果的に組み合わせ、病害虫の密度を許容水準以下に減少させるとともにその低い水準に維持する病害虫管理のこと。英語では、Integrated Pest Management(IPM)という。

総使用回数
【そうしようかいすう】

適用作物に対して当該農薬の使用可能な回数をいう。同一の有効成分が他の農薬に含まれている場合、その農薬も含めた適用作物への使用可能な回数を総使用回数と呼ぶ。
たとえば、A農薬の総使用回数が2回の場合、混剤(A+B)と混剤(A+C)では、それぞれ1回ずつで、一作期2回の使用限度となる。

側条施用
【そくじょうせよう】

農薬を粒状またはペースト肥料にあらかじめ混和し、側条施肥専用田植え機などを使用して、水稲の移植と同時に苗近傍の土中に列状に埋め込む施用方法のこと。

側条施肥田植機
【そくじょうせひたうえき】

移植された稲の苗の列(条という)に沿って、苗の側(そば)に肥料を撒く装置の付いた田植え機のこと。

速度連動式地上液剤少量散布装置
【そくどれんどうしきちじょうえきざいしょうりょうさんぷそうち】

トラクター(畑作)などに装着し、従来の薬液散布量より少水量(10a当り散布液量は25ℓ)で走行速度に応じた量を噴霧し、均一に散布する機能を持つ装置。(パンクルスプレーヤーともいう)

た行

用語 解説
耐雨性
【たいうせい】 

作物に散布された農薬の成分が雨に流されにくい性質のこと。耐雨性が付与された農薬の使用は防除効果の安定や防除回数の低減に役立つ。

体系(で使用)
【たいけい(でしよう)】

作物の生育ステージごとに系統の異なる農薬を順番に散布すること。

田植え同時処理PHOTO
【たうえどうじしょり】

田植機に田植同時散布機を装着し、田植えと同時に除草剤を施用する方法。

立木注入処理
【たちきちゅうにゅうしょり】

立木の樹幹にドリル等で穴を開け、薬剤を注入する方法。

脱皮
【だっぴ】

硬いクチクラ層を体表に持つ昆虫などの動物が古いクチクラを脱ぎ捨て、次の生育ステージへ移ること。

種球
【たねきゅう】

らっきょうやにんにくなどの繁殖用の球根のこと。

湛水(湛水状態)PHOTO
【たんすい(たんすいじょうたい)】

水田などで水を貯めた状態のこと。

湛水散布
【たんすいさんぷ】

水田などで水を貯めた状態で薬剤を散布すること。水面施用ともいう。
(参照:水面施用

湛水周縁散布
【たんすいしゅうえんさんぷ】

水田の周縁部に薬剤を散布して水田内全面を防除する方法。

竹稈注入処理
【ちくかんちゅうにゅうしょり】

竹類を防除する処理法のひとつ。竹稈(木の幹に相当)の地上部1m程度の節間の上部にドリルで穴をあけ、所定量を流し込み、穴をテープ等で塞ぐ処理方法のこと。

千鳥状注入
【ちどりじょうちゅうにゅう】

隣り合った注入穴の位置が互い違いになるように土壌中に注入すること。
(日植防「農薬科学用語辞典」から一部引用)

直播水稲
【ちょくは(ん)すいとう】

種もみを直接水田に播く栽培法で、湛水直播や乾田直播がある。

つまみ菜
【つまみな】

農薬の製品ラベルにおける「つまみ菜」は、「だいこん」の幼苗(概ね本葉2枚以上)を指す。
一般的に言う「つまみ菜」には、かぶ、小松菜などの幼苗も含まれるが、農薬の製品ラベルにおける「つまみ菜」には、これらは含まれない。詳しくはこちらを参照。
(参照:間引き菜

定植
【ていしょく】

作物を圃場に植え付けることを定植と言う。

定植キャップPHOTO
【ていしょくきゃっぷ】

スイカやカボチャなどを定植した後、霜などの冷害から苗を守ったり、保温効果のために被せるキャップのこと。

ディスペンサー
【でぃすぺんさー】

一般的には、液状のものを適量だけ取り出すことができる入れ物や装置のことをいう。農業分野では、フェロモン剤などを適量放出させるための容器や装置を指す。

滴下
【てきか】

一般的には、液体をしずく状にして落とすことをいう。農業分野では、無人ヘリコプターによる滴下などの使い方をする。

摘芽
【てきが】

果菜などでわき芽などのむだな芽を摘み取って、主となる茎の生長を促す作業のこと。

適用作物群
【てきようさくもつぐん】

個別の作物名ではなく、分類上近い作物を一つのグループとして登録したもの。 詳しくは(独)農林水産消費安全技術センター【農薬登録における適用作物名について】を参照。

適用地帯
【てきようちたい】

その農薬を使っても良い地帯のこと。特に水田用除草剤は、薬効、薬害問題が生ずるおそれがあるので、適用土壌が指定された適用地帯以外の場所では使用しないこと。

展着剤
【てんちゃくざい】
農薬の付着量を均一にするために、散布液に添加する農薬。散布液の表面張力を弱め、植物体への付着を高める。
同時防除
【どうじぼうじょ】

一回の散布で、対象とする複数の病害虫を同時に防除すること。

床土
【とこつち、しょうど】

苗床で用いる土壌のことで、育苗床土とも言われる。適量の栄養分を含み、通気性が良く、水分を十分に保持できる土壌が床土として優れている。移植水稲用や野菜用の床土がある。

土壌混和/全面土壌混和PHOTO
【どじょうこんわ】

粒剤や粉剤を圃場の土壌に混ぜ込む農薬処理方法。適量の農薬を、種の蒔き溝、苗の植え穴、あるいは圃場全面の土壌と混和する。

トラップ

【とらっぷ】

フェロモン剤の施用において対象害虫を捕集する装置のこと。

トランスラミナー効果

【とらんすらみなーこうか】

薬剤が導管での輸送を介さず、葉表から葉裏など葉内を透過して作用を示すこと。
(参照:浸透移行性

塗沫処理(種子処理)
【とまつしょり】
薬液を乾燥した種子などにコーティングすること。(一般に薬液は少量かつ、高濃度又は原液で使用)
トンネル栽培
【とんねるさいばい】
かまぼこ型の骨組みを作り、フィルムでトンネル状に被覆した小型の保温施設。

な行

用語 解説

苗床
【なえどこ】

畑や林地に植えつける若い植物を育成する場所のこと。

軟弱徒長苗PHOTO
【なんじゃくとちょうなえ】

播種量が多い、肥料過多、冠水のやりすぎ、日照不足や高温などにより、細く長く伸びた苗のこと。
(参照:むれ苗

二石・Ⅲ
【にせき・さん】
消防法危険物の分類で、第4類、第二石油類、危険等級Ⅲを意味する。
農薬用マスク
【のうやくようますく】

粉剤や液剤などの農薬を散布するとき、粉塵やミスト(霧状の小滴)の吸入を防止するためのマスク。ガーゼなどではなく専用の使い捨て式防じんマスクで、国家検定に合格したもの。
(参照:吸収缶付き防護マスク防護マスク

詳しくはこちら

ノニオン系展着剤
【のにおんけいてんちゃくざい】

水に溶解したときイオン化しない親水基をもっている界面活性剤を含む展着剤のこと。

は行

用語 解説
培土混和
【ばいどこんわ】

培養土に加え混合する方法。

は種(播種)
【はしゅ】

作物の種をまくこと。農薬には、は種時、は種前、は種直後などの使用時期例がある。

鉢上げPHOTO
【はちあげ】
いちごなどのランナーから出た苗を一旦ポットに植えて、育苗すること。
発生初期
【はっせいしょき】

害虫、病害、雑草が発生し、確認され始める最初のころ。

発病初期
【はつびょうしょき】
作物での病気の症状が確認され始める最初のころ。
(参照:発生初期
販売禁止農薬
【はんばいきんしのうやく】

安全性の問題から農薬取締法によって販売が禁止された農薬や、容器や包装に登録番号などの決められた表示のない無登録農薬。

PRTR
【ぴーあーるてぃーあーる】
Pollutant Release and Transfer Register(環境汚染物質排出・移動登録制度)の略。化管法(化学物質排出把握管理促進法)の管轄で、対象となる物質が含まれることを示す。
病害虫防除所等関係機関
【びょうがいちゅうぼうじょしょとうかんけいきかん】

都道府県における植物防疫全般にわたる業務の中核機関として、発生予察、防除の企画・指導等を通じ、地域における安定的な農業生産の実現に寄与する公的機関のこと。

表示変更ラベルPDF
【ひょうじへんこうらべる】

登録変更がなされた農薬の、農薬登録番号、農薬名、適用拡大登録された期日、適用拡大登録内容、会社名等が記載されているラベル。

広葉雑草PHOTO
【ひろばざっそう】

葉脈が網状で葉の形が広い雑草。ミズアオイ、コナギ、オモダカ、ウリカワ、ヒルムシロ、シロザ、ハコベ、スベリヒユ、オオイヌノフグリ、ツユクサ、セイヨウタンポポなど。

覆土
【ふくど】

播種後に土をかぶせること。また、その土のこと。

覆土鎮圧
【ふくどちんあつ】

種子と土壌を密着して吸水を容易にしたり、下層からの水分上昇を促進する目的で覆土の後、播き床を踏圧することをいう。

不浸透性手袋
【ふしんとうせいてぶくろ】

表面に付着した液体が裏面に浸透しない素材でできた手袋。
詳しくはこちら

不浸透性防除衣
【ふしんとうせいぼうじょい】

表面に付着した液体が裏面にしみこまない素材でできたフード付きの長袖の上着・長ズボンの作業衣。
詳しくはこちら

伏せこみ栽培PHOTO
【ふせこみさいばい】

アスパラガスやウドの促成栽培の一つ。春から秋にかけて露地圃場で養成した根株を、冬期にビニールハウス内の地中に電熱線を埋設して地温を高めたところに根茎を伏せ込んで栽培する。

粉衣
【ふんい】

種子粉衣を参照。

防護マスク(土壌くん蒸剤用)
【ぼうごますく(どじょうくんじょうざいよう)】

吸収缶(活性炭入り)付き防護マスクを参照 (参照:農薬用マスク防護マスク
詳しくはこちら

防護マスク
【ぼうごますく】

粉剤や液剤などの農薬を散布するとき、粉塵やミスト(霧状の小滴)の吸入を防止するためのマスク。ろ過材を交換できる取替え式防じんマスクで、国家検定に合格したろ過材のついたもの。製品ラベルに「防護マスク着用」と指定のある農薬を使用する際に着用する。
(参照:吸収缶付き防護マスク農薬用マスク
詳しくはこちら

放飼
【ほうし】

①害虫を防除するために、天敵農薬としての昆虫等を温室や果樹園等に放したり容器ごと設置したりすること。
②特定害虫(主に侵入害虫)の密度を下げるため不妊化した雄を大量増殖して放すこと。

保護クリーム
【ほごくりーむ】

人の皮膚を守る(業務用の)肌荒れ防止用クリームのこと。

詳しくはこちら

保護メガネ
【ほごめがね】

眼に異物(ゴミ、チリ、液体等)が入ることを防ぐためにかけるメガネ。

詳しくはこちら

穂揃い
【ほぞろい】
稲などの穂が出揃うこと。
(参照:出穂期穂ばらみ
穂ばらみ
【ほばらみ】
稲や麦などの穂が出る前に、穂を包んでいる部分がふくらむこと。水稲の場合、幼穂が急速に伸長する時期で干害を受けやすいため用水が必要である。
(参照:出穂期穂揃い
本田
【ほんでん】
収穫するための水田、あるいは池。

ま行

用語 解説
播溝(散布)PHOTO
【まきみぞ(さんぷ)】

種を播くために、圃場に掘る溝のこと。
この溝に種を播くのと同時に薬剤を使用することを播溝散布という。播種機の先端にホッパーを取り付けて散布する方法もある。

間引き菜
【まびきな】

農薬の製品ラベルにおける「間引き菜」は、「だいこん」の幼苗(概ね本葉4枚以上)を指す。
一般的に言う「間引き菜」には、かぶ、小松菜などの幼苗も含まれるが、農薬の製品ラベルにおける「間引き菜」には、これらは含まれない。詳しくはこちらを参照。

(参照:つまみ菜

マルチ被覆
【まるちひふく】

温度を上げる、下げる、雑草の発生を抑えるなどの目的でビニール資材で土壌を覆うこと。マルチ被覆して栽培することをマルチ栽培という。

未熟有機物
【みじゅくゆうきぶつ】
発酵や分解の進んでいない稲わらなどの有機物をいう。
水口PHOTO
【みなくち】

水田への用水の取り込み口のこと。

水口施用
【みなくちせよう】

水稲移植後の入水時にフロアブル剤等の拡散性に優れる薬剤を水口に投入し、水田全面に拡散させる省力的な除草剤等の散布方法。

無人ヘリコプター
【むじんへりこぷたー】
人が乗らない遠隔誘導式小型ヘリコプターのうち、総務省告示(平成16年3月26日第257号)で定められた産業用のもので、限られた電波の形式及び周波数を使用しているもの。農薬の散布などで用いられている。 詳しくは【無人航空機(無人ヘリコプター等)に関する情報】を参照。
むれ苗PHOTO
【むれなえ】

湿度・温度条件が高く、かつ光源量が足らない場合、軟弱な徒長苗となる。このような軟弱徒長苗をむれ苗と呼ぶことがある。
(参照:軟弱徒長苗

や行

用語 解説
誘引
【ゆういん】

フェロモン等の化学物質で害虫の主に雄を誘き寄せること。その結果害虫の交尾を阻害したり、殺虫剤と組み合わせて直接害虫の密度を下げるたりすることができる。

葉期PHOTO
【ようき】

葉の枚数で作物や雑草の生育時期を示す用語。 伸長中の葉は、伸長が完了したときの長さを整数で、伸長途中の長さを小数で表す。(例えば2.5葉期)

養魚田(養魚池)
【ようぎょでん(ようぎょいけ)】
魚を飼っている田あるいは池。
養殖池
【ようしょくいけ】

コイなどの魚を養殖する池。

幼苗
【ようびょう】

発芽して間もない苗。

葉面散布
【ようめんさんぷ】

きゃべつ、いちご、みつば等の葉の表面に薬剤を散布すること。

ら行

用語 解説
落水PHOTO
【らくすい】

水田に貯めていた水を抜くこと。

落葉果樹PHOTO

【らくようかじゅ】

春~秋にかけて花・葉・果実をつけ、秋~冬になると完全に落葉(植物の葉が枯れて落ちること)する果樹。

落花
【らっか】

花が開き、満開を経て花びらが散り落ちること。

落果
【らっか】

果実が収穫前になると枝あるいは果柄から落ちること。または、その果実。

輪番
【りんばん】

作用性の異なる有効成分の農薬を順番に散布していくこと。抵抗性回避に役立つ。
(参照:連用

冷暗所
【れいあんしょ】

直射日光の当たらない、涼しい(例えば、室温25℃以下)場所のこと。

冷水魚
【れいすいぎょ】

ニジマス、ヤマメ、イワナなどの低温域に生息する魚をいう。

連用(過度の連用)
【れんよう(かどのれんよう)】

同じ薬剤や同一系統の薬剤を続けて使用すること。
薬害の助長や効果低下を防ぐために、過度の連用は避ける。
(参照:輪番

漏水田
【ろうすいでん】

止め水した後、概ね1日2cm以上水面が下がる水田をいう。
(参照:減水深

露地
【ろじ】

屋根などの覆いのない農地。
(参照:施設