農薬工業会について

ニュースリリース

総会懇親会を開催(5/16)

 総会、記念講演会及び記者発表終了後、引き続き、鉄鋼会館において懇親会を開催した。当日は会員会社の他、関係省庁、関係団体、報道関係者等約90名が出席し、和やかに情報交換が行われた。懇親会の冒頭、西本会長から挨拶があった。また、来賓を代表して農林水産省消費・安全局農産安全管理課長の安岡様から祝辞が寄せられた。

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◆西本会長の挨拶

 ご来賓の皆様、会員の皆様には大変お忙しい中、農薬工業会総会の懇親会にご出席を賜り誠にありがとうございます。常日頃から、関係行政機関及び関係団体の皆様方からは当会活動に関し、ご指導、ご支援を賜り、また会員各社からは多大なるご協力をいただいていることに、高い席からではございますが厚くお礼申し上げます。先ほど、お陰様をもちまして第87回通常総会が無事終了いたしました。その後の講演会では日本消費者協会理事の河野(こうの)先生には、「消費者からみた現実の食と農薬のイメージ」という、消費者サイドからの示唆に富んだお話をいただき、私ども農薬の製造販売にかかわる者にとっても大変参考になりました。厚くお礼申し上げます。

 さて、本日の通常総会において、2017年度事業報告・決算並びに2018年度事業計画・予算が承認され、加えて2018年度の理事が選出されました。臨時理事会を開催し、2018年度執行体制として、会長に私、西本が、副会長には、クミアイ化学工業の小池さん、ダウ・アグロサイエンス日本の栗田さん、三井化学アグロの谷さんが、常勤専務理事として阪本さんが選任されました。いずれも留任となります。また、各委員会委員長として、運営委員長は住友化学の貫さん、技術委員長は住友化学の原さん、安全対策委員長は日本農薬の白岩さん、広報委員長は日産化学工業の加藤さん、国際委員長はクミアイ化学工業の横山さん、全員留任いただくことといたしました。この執行部が一丸となり、2018年度の事業計画を力強く推進してまいりたいと考えております。皆様方には、これまで同様のご支援とご協力、宜しくお願い申し上げます。

 2018年度の事業につきましては、農薬工業会基本方針に基づき、重点事業課題として、①「JCPA VISION 2025」実現に向けた計画推進と持続可能な開発目標(SDGs)と関連づけた情報発信、②「農薬取締制度の見直し」に関する諸課題への的確な対応、③安全・広報活動の戦略的推進、④スチュワードシップ活動の向上並びにコンプライアンスの確保、⑤農薬業界のグローバル化に呼応した活動推進の5項目を掲げ、その中のさまざまな課題に対して、効果的な取組みを進めるとともに農薬工業会の意見等についても、昨年と同様に積極的な発信を継続していく方針でございます。

 特に、当会は2013年3月に策定した将来ビジョン「JCPA VISION 2025」で「農薬産業は、新たな製品や技術を創出し、世界の食料の安定供給に貢献する」という将来のありたい姿を掲げております。2018年度は当会のビジョン活動とSDGsの連携を一層明確にし、世界や社会に貢献するという視点から、CropLife Internationalとも連携し、農薬業界が具体的にどのような形でSDGsの達成に貢献できるのか、積極的に情報発信に努めてまいります。

 さて、国内に目を転じますと、昨年は「農業競争力強化支援法」が施行され、農薬についても、原体規格の設定や果樹類の作物群登録の導入が行われました。さらに「農薬取締制度の見直し」として、最新の科学の発展に対応するための体制として再評価制度の導入等の検討が進められ、本年3月に「農薬取締法の一部を改正する法律案」が閣議決定され国会に上程されています。農薬工業会といたしましては、農薬の一層の安全性を確保する体制構築に協力してまいりますとともに、農家にとって防除に有効な農薬が常に確保され、さらには世界に冠たる日本の創薬力が維持され新薬提供が遅延しないように、関係府省と引き続き意見交換を進めていく所存です。さらに、会員各社が今後も研究開発に投資を行い、高品質な農薬を安定して提供し続けることにより、総合的に農業生産コストを低減することに取り組んでまいります。海外でも欧州・ブラジルでの登録規制がますます政治的な色彩を濃くしており、サイエンスをベースとした登録規制の推進について、日本政府には国内だけでなく、国際的な政策の調和に向けて引き続き積極的なイニシアティブをお取りいただくようお願いしたいと存じます。

 最後になりますが、引き続き農薬工業会と会員各社は農薬の安全性への信頼を高め、安全かつ持続的な農産物の生産に資することを通じて社会への貢献を図ってまいります。当会の活動推進のため、皆様方の変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。