農薬の安全性

農薬の毒性情報、中毒防止対策や、食品中の残留農薬の安全性の情報です。

許容一日摂取量(ADI)や急性参照用量(ARfD)とは何ですか。

①許容一日摂取量(ADI、Acceptable Daily Intake)
人がある物質を一生涯にわたって毎日摂取し続けても、健康への悪影響がないと推定される一日当たりの摂取量(mg/kg体重/日)のことです。

慢性毒性試験、発がん性試験、生殖毒性試験など各種毒性試験結果に基づき、実験動物に何ら毒性影響が認められない用量である無毒性量を求めます。この無毒性量をさらに安全を見込んで安全係数(通常、100。種差10×個体差10)で割った値をADIとしています。
農薬を食品等から毎日摂取してもADIを超過しなければ健康への悪影響は考えられません。

②急性参照用量(ARfD、Acute Reference Dose)
人がある物質を短時間(24時間以内)に摂取しても、健康への悪影響がないと推定される摂取量(mg/kg体重)のことです。

急性毒性試験など各種毒性試験結果に基づき、短期間の摂取で実験動物に何ら毒性影響が認められない用量である無毒性量を求めます。この無毒性量をさらに安全係数(通常、100)で割った値をARfDとしています。

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