農薬の使用-保護具

農薬を散布する際に着用すべき保護具の情報です。

農薬散布用の保護メガネとは特別なものでしょうか。

保護メガネとは

保護メガネとは、農薬散布・調製時に発生する飛来物、浮遊粉塵および浮遊飛沫などから眼を保護するため、光学性能面・耐衝撃性および耐摩耗性に基づいて作られているものです。

一般のメガネは保護メガネの代用にはなりません。

保護メガネの種類には、一眼式と二眼式があります。一眼式と二眼式の違いは下記の通りです。

一眼式
一眼式
二眼式
二眼式

(1)一眼式は一般的に「ゴーグル」と称し、顔面とメガネの間に隙間がありません。浮遊粉塵や飛沫などの侵入を防いでくれます。

(2)二眼式は視力矯正用に似たメガネのレンズ側面に飛散物の侵入防止用ガードがついたもので、顔面とメガネの間に隙間があります。これは前面からの異物の侵入を防ぐものです。

保護メガネの着用が必要な作業には次のものがあります。

  1. 粉末取扱時の粉
  2. 研磨作業時の研磨剤・被研磨物及び研磨時の水等
  3. 塗装作業時の飛沫
  4. 農薬散布時の液体の飛沫又は微粉の浮遊物
  5. 木工作業、製材作業

農薬散布用に適した保護メガネを選ぶポイント

  1. JIS規格番号 JIS T 8147(Tは医療器具用)が記載されているか同等の性能がある
  2. ゴーグル型で曇り止め加工されている
  3. 保護メガネの上下部分に換気孔がある
    (ただしクロルピクリンのように刺激性のある薬剤では“無気孔”タイプを選ぶこと)
  4. 眼鏡の上からでも装着できるような大きさがある
JIS番号

名称は保護メガネ、安全メガネ、防塵メガネなどとなっています。

また、防塵マスクとの併用が多いと思いますが、マスクとメガネのフィット感の確認も必要です。

保護メガネの販売は大型のホームセンターで扱っています。

展示場所はホームセンターによって変わりますが、おおよそ日曜大工コーナーなどで作業用マスク、安全帯などと並べて展示・販売されています。

安全メガネの販売