農薬の使用-適用作物

使用する農薬が使用できる作物の情報です。

除草剤の適用作物というのは何ですか。この適用作物にかかっても大丈夫ですか。

除草剤の製品ラベルには、雑草の被害から守るべき作物が記載されており、これを適用作物と言います。通常、除草剤は作物にかかると薬害を生じさせますのでラベルに記載されている適用作物、適用場所、使用方法や使用時期等を守って使用してください。

【参考】
除草剤は、その使用場面から大きく①作物に非選択性の除草剤と②作物に選択性のある除草剤に分けられます。製品ラベルには、それらの除草特性により、除草剤を処理した時に影響のない作物や、使用可能な適用場所(水田畦畔、休耕田等)が詳細に記載されています。よって、ラベルの記載内容をよく確認して使用することが大事になります。

雑草も作物も植物なので生理機能は基本的に同じで、除草剤の作用を作物も雑草同様に受けます。非選択性の除草剤は、雑草も作物も区別なく枯らしますので、作物には直接散布したり、飛散させたりしてはいけません。
一方、雑草と作物の間の感受性(選択性)の違いを利用して雑草を枯らす選択性の除草剤は、決められた処理方法、作物の生育時期、適用量の範囲内であればラベル記載の適用作物に対する影響はありません。