農薬は安全?

農家への安全対策、使用状況の把握などについて

農薬登録のために実施される安全性試験で、サリドマイド事件のような薬害を見落とすことはないですか。

はい。サリドマイドのケースでは、ラット(げっ歯類)を用いた試験では奇形が検出されませんでした。しかし、その後ウサギ(非げっ歯類)を用いた試験で人と類似の奇形を発現することが判りました。その知見に基づき、現在行われている農薬の催奇形性試験(発生毒性試験)は、ラットおよびウサギの両方を用いて実施されています。これは、日米欧共通です。

(2021年1月)