そのまま食べても大丈夫?

残留農薬や食品における安全基準などについて

日本においても、「Farm to Fork」戦略と同様の政策が検討されているのでしょうか。

はい、農林水産省は「みどりの食料システム戦略」チームを設置して、食料の安定供給・農林水産業の持続的発展と地球環境の両立を実現させる施策の検討を始めています。

2020年10月に、農林水産省と環境省は、農林水産業における2050年CO2ゼロエミッション達成など14の項目について連携を強化していく方針を公表しました。11月に、農林水産省は食料の安定供給・農林水産業の持続的発展と地球環境の両立を実現させる「みどりの食料システム戦略」の検討を開始しています。

なお、公表されている「みどりの食料システム戦略策定に当たっての考え方」の中でも化学農薬の削減が掲げられていますが、日本の気候は温暖湿潤であり、病害虫・雑草が発生しやすい栽培条件です。そのため、日本の気候条件下で高い生産性と両立する技術体系の確立と更なるイノベーションの創造が期待されるところです。

参考文献
*農林水産省プレスリリース
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/index.html

(2021年1月)