農薬工業会について

ニュースリリース

国際がん研究機関(IARC)の発表に関する農薬工業会の見解

平成27年4月1日
(2020年6月10日改訂)

 学術誌(Lancet Oncology)3月20日付に、国際がん研究機関(IARC)が5 農薬についてグループ2A*(Probably carcinogenic to humans、人に対しておそらく発がん性がある)もしくはグループ2B**(Possibly carcinogenic to humans、人に対する発がん性が疑われる)に分類したことが公表されました。

 日本を始め欧州連合や米国では、農薬は広範な試験に基づき厳格な審査を受けており、今回グループ2Aに分類されたマラチオン、ダイアジノン、グリホサートなどの有効成分は人には発がん性リスクを示さないと評価されています。

 また、国連の食料農業機関(FAO)とIARCの親組織である世界保健機構(WHO)とにより共同で運営されている農薬残留合同会議 (JMPR)でも、これらの農薬有効成分の安全性を確認しています。

 今回のIARCの評価結果が国際機関であるJMPRや日本などの評価と異なる原因は、IARCの評価が公表されている限られた文献情報に基づいた事によるものであり、広範な試験成績に基づいた規制当局の従来の判断に影響を与えるものではないと考えます。

 農薬工業会及びその会員会社は、今後とも、各製品が厳格な審査手順を経て規制当局によって安全と承認されたときにのみ登録され、販売できるとの前提にたち、引き続き規制に則った各製品の普及・販売を推進していきます。

 * グループ2Aの分類事例:アクリルアミド、亜硝酸塩、非常に熱い飲物(65℃以上)
** グループ2Bの分類事例:わらび、漬物、鉛等

参考:食品安全委員会HP
https://www.fsc.go.jp/fscj_message_20151130.data/fscj_message_20151130_1.pdf

https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu04440120298