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農薬ゼミおさらい講座

中部支部主催:名古屋で「農薬ゼミ」を開催

名古屋で「農薬ゼミ」を開催

農薬工業会中部支部では2月5日(金)、名古屋市の「愛知芸術文化センター(アートスペース)」において、主婦を中心とした消費者約200名を対象に、農薬のはたらきと役割、人体や環境への影響、安全性の確保など、農薬について正しく理解していただくことを目的としたゼミナール“お母さん、知って安心、家族も安心 やさしい「農薬ゼミ」”を開催しました。

この「農薬ゼミ」は、従来、農薬工業会本部が行ってきたものとは別に平成17年から支部主催で開催しているもので、9月の札幌(北海道支部)、10月の仙台(東北支部)、11月の宇都宮(関東支部)に続き今年度4回目(通算で20回目)の開催となりました。また、従来通り植物防疫関係8団体が共催しました。

近年、食の安全・安心、健康志向の高まりの中で消費者の農薬への関心が非常に高くなっています。そこで、「農薬ゼミ」では主としてお母さんを対象に、松田朋恵フリーアナウンサーの司会で進め、2人の専門家(島根大学の山本廣基学長、残留農薬研究所の寺本昭二理事長)が農薬についてやさしく解説し、楽しく学んでもらいました。また、生産者を代表して田原市在住の冨田信也さん(JA愛知みなみ 常春部会長)にも登場してもらい、キャベツ栽培の苦労話や農薬の適正使用の実態などを紹介してもらいました。

最後にゼミのまとめとして山本学長は、「食の安全とは、食べものが必要量確保できていることである。現在、日本の食料自給率は41%と低く、今後も食料を安定的に確保するためには農薬を適正に使用し、食料生産を維持していくことが非常に重要である。また、農薬を含めた化学物質全体のリスクというものは、リスクがあるかないかではなく、大きいか小さいかで判断されるべきものであるということを考えてほしい」と結び、大盛況のゼミナールは閉会しました。

農薬ゼミ - よくある質問

農薬工業会では、消費者の皆さんに農薬のことを理解してもらうため「農薬ゼミ」などを開催しています。
そこでは毎回様々な質問が寄せられています。その中から、「よくある質問」についてお答えします。