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連載記事:除草剤の作用機構について

「除草剤の作用機構について」の連載にあたって

除草剤は植物の特定の生理作用に影響を与えることにより除草効果を発揮します。この除草効果を発揮するメカニズムのことを作用機構とよびます。作用機構は除草剤の種類によって異なります。除草剤の作用機構の知識を得ることで、適切な除草剤の選択が可能となり、また、植物が除草剤に抵抗性が発達するリスクを下げたり、抵抗性雑草を防除したりすることができます。

このコーナーでは、公益財団法人日本植物調節剤研究協会の與語技術顧問に「除草剤の作用機構について」と題して、連載形式でわかりやすく除草剤の解説をしていただきます。

與語靖洋技術顧問のプロフィール紹介

筑波大学大学院農学研究科博士課程修了。日本チバガイギー(株)、農林水産省農業研究センター、農業環境技術研究所、農研機構・農業環境変動研究センター等を経て、現在、公益財団法人日本植物調節剤研究協会の技術顧問。専門分野は雑草科学、農薬科学。その他、省庁の委員や学会の役員等を歴任。主な編著書には、雑草科学実験法、次世代の農薬開発「植物代謝と新規除草剤の創製」、農薬用語辞典、雑草学事典。