
うわーっ、絶景、アニメ映画の舞台みたい!
- JA山ノ内さん
- そうですか~、毎日見慣れているから、わからないですけど。
みなべは「梅づくり日本一」ですね!
- JA山ノ内さん
- 和歌山県が全国の梅の収穫量の65%を生産しています。みなべ町はその約半分の3万トン、全国の約1/4の生産量があります。みなべ町は今、南高梅の収穫がピークで、てんやわんやです。
江戸時代から梅をつくってきた!
- JA山ノ内さん
- はい。みなべで梅栽培が盛んになったのは、江戸時代の初め頃。明治時代には加工工場ができて栽培から加工まで一貫してできるようになりました。みなべは梅づくりを中心に農業経営を400年やってきた梅の町です。
有名な南高梅の生みの親は「高校の生徒たち」?
- JA山ノ内さん
- そうです。昭和25年に、郷内で栽培されていた114種類の梅から5年の歳月をかけて最優良品種の選抜を行いました。母樹選定調査研究に深く関わったのは南部高等学校園芸部の先生と生徒たち。彼らの業績に敬意を表して、「南高梅」と名付けられたのです。
町のレジェンドですね!
- JA山ノ内さん
- みんな感謝しています。今ではみなべ町で生産される梅の8割が南高梅です。一本の母樹から日本中の梅産地に旅立った南高梅は、みなべが生んだ最高の梅ブランドです。
昨年(2015年)の暮れ、世界農業遺産に登録されました(拍手)
- JA山ノ内さん
- ありがとうございます。「みなべ・田辺の梅システム」が世界農業遺産に認定されました。国内で8件目です。400年以上受け継がれた梅栽培を中心とした農業の仕組み、農耕文化、里山の景観などが世界的にもすぐれたものと評価されたそうです。
日本中で注目されました?
- JA山ノ内さん
- それが知らない人が多いのです。マスコミが取り上げてくれたのは一晩きり。こういうめでたいニュースこそ連日報道してほしいのですが・・・ははは。