- 須藤さん
- じっとしていれば、このあたりは赤城おろしが吹きすさぶので相当寒いですよ。でも、作業していれば暑くなってきますね。動きやすい格好が一番。冬の最盛期は、午後3時間くらい収穫作業をします。
- 須藤さん
- そうですね、とっても忙しいです(笑)。なので、家族総出で作業しています。
私が堀り機でネギ堀りをしている間に、妻が従業員と一緒に調整機でネギを剥く作業したり、おふくろは箱詰めしたり、効率良く分業していますね。ネギの選別は難しいので基本的に私がやっていますよ。
- 須藤さん
- 38歳の時だね。それまではサラリーマンでした。製造業だったのですが、私は年間の製造計画を作ったり、たまに海外出張なんかもしていましたね。
- 須藤さん
- ええ。農業一筋だった親父が病気をしてから、単身赴任先の長野から土日だけ戻って手伝うという生活を2年していましたが、身体が限界で…。親父の跡を継ぐ形で、専業農家として再スタートを切りました。
- 須藤さん
- 最初は、仲間たちがネギづくりも商売のことも教えてくれました。でも、このあたりはネギ農家がかなり多くて、それぞれライバルっていう側面もあります。何十年もかけて見出したコツはそう簡単に教えてはくれませんよ。だからこそ切磋琢磨できるのかもしれないですね。