
でっかいど~、ほっかいど~ですね!
- 三木さん
- あははは。うしろの山が羊蹄山、あっちがニセコ連峰です。
今日は天気がいいから、ぜんぶ見えますね。
ひえー 東京ドーム5個分ですか
- 三木さん
- 親父の代から広げて、いまは道路をはさんで2面、25ヘクタールの畑をやっています。東京ドーム約5個分ですね。
ジャガイモの他にも、小麦、てんさい、大豆も作っています。
え!畑にジャガイモがない?
- 三木さん
- ジャガイモは土の中ですよ。
葉や茎が枯れて地表に落ちると、
養分がジャガイモに戻って、デンプン価が高くなります。
これ有名な男爵イモですか?
- 三木さん
- 男爵イモも作っていますが、これは、
今、売り出し中の「きたかむい」です。
生まれて6年目の、期待の新品種です。
あら!「きたかむい」ってキレイですね!
- 三木さん
- 男爵イモみたいにゴツゴツしてないでしょ。
清楚で、気立てのいい色白美人ですかね。あははは。
調理しても煮くずれしないし、しつこくなくて、料理の味を引き立てます。
テレ笑い、豪快すぎる~
- 三木さん
- あはは。みんなに伝えたいから、大きな声になっちゃう。
きたかむいは、10年かけて男爵イモの後継ブランドに育てたいですね。あはは。
農業を継いだ、理由は?
- 三木さん
- 理由もなにも、長男だし、物心ついたときから
そういう風に思っていましたね。
家を継いだのは親父が60才で、自分が25才のとき。
ほとんどの同級生は農家を継ぎましたよ。
今は、組合長さんで、580農家でトップクラスの生産量!
- 三木さん
- それは自慢にならないよ。
農家をやめる人が多くてね、残った畑をやる人がいない。
しょうがないから面積を広げています。
え?以前は700農家あった!
- 三木さん
- ええ。10年ほど前は、JAようてい食用馬鈴薯生産組合は700農家ありました。
減った120軒分の仕事を、残ったみんなでやっているわけです。
大型トラクターが欠かせない!
- 三木さん
- 畑は端から端まで約300メートルありますから、トラクターがないと収穫できません。昔と比べたら楽になりましたけど、今でも重労働。見ての通り、年寄りしか労働力がないから一日の仕事が終わったらクタクタ。死にそうですよ。あははは。