知って得するコラム
子供も大好き!人気の果物とその栄養素について
※このページは、WEB情報として公開されている気になるテーマをまとめたものです
ビタミンやミネラルがたっぷり含まれている果物類は、適切に食べることで脳卒中や糖尿病などの生活習慣病の予防につながります。果物を食べることが習慣化している人ほど肥満になりにくいとも報告されており、子供の頃から果物を食べる習慣の有無にも直結していると言われています。ここでは、大人に限らず子供たちにも人気のある果物と、その栄養素について説明します。
いちご
ビタミンCが豊富に含まれているいちごは、4~5粒で1日に必要の所要量を摂取することができます。ビタミンCは、コラーゲンの生成に関わり、丈夫な血管や皮膚、粘膜を作る立役者となります。免疫力の強化にも欠かせません。このほかにも代謝を改善し、むくみを予防するカリウム、骨の成長に欠かせないカルシウム、マグネシウム、貧血予防に効果を発揮する葉酸などが含まれています。さらに、食物繊維とリンゴ酸、クエン酸が大腸の蠕動(ぜんどう)運動を促し、便秘を解消させます。
みかん
ビタミンA・C・P、ミネラル、クエン酸、カリウムが風邪予防や疲労回復に良いとされています。血管を丈夫にし、高血圧症や脳卒中、動脈硬化などの生活習慣病の予防にも効果があります。そのまま食べても十分な栄養を摂ることができますが、トースターなどで作る「焼きみかん」では、皮に含まれるビタミンCやβクリプトキサンチンなどの抗酸化作用の高い成分が果肉に浸透することで栄養と甘みが増します。
桃
みずみずしい果肉の中には、ビタミン、糖質、カルシウム、カテキンなど様々な栄養が満たされています。特に、水溶性ビタミンの一つとされるナイアシンは、細胞からエネルギーを生産する際に重要な役割を担っており、体力や免疫系を維持するために必須の栄養素となります。また、桃に含まれるカテキンは、ポリフェノールと同様に癌や心臓病などの大病を予防するほか、アンチエイジング効果を期待できると考えられています。
りんご
昔から「1日1個のりんごは医者を遠ざける」と言われるほど栄養価の高い果物です。ビタミンA・B・C、カリウム、リンゴ酸、ポリフェノール、食物繊維などが含まれ、体内の有害物質を効率よく排出する作用や、疲労回復、消化機能の促進、口臭・虫歯予防まで幅広い健康効果を期待できます。ポリフェノールやペクチンは、皮の方に多く含まれているため、皮を剥かず丸ごと食べるのがおすすめです。
バナナ
バナナ一本でご飯一膳分のエネルギーに相当し、身体の維持に欠かせない栄養がバランスよく含まれているため、食欲がないときの朝食や体力が落ちているときの栄養補給に最適な果物といえるでしょう。また、美肌作りにも効果を発揮します。バナナには、肌の新陳代謝を高め、健康な肌を導くビタミンB2、肌荒れを予防するビタミンB6、肌の老化(酸化)を予防するポリフェノールが多く含まれています。
果物には、子供たちの成長や成人期の病気予防に欠かせない栄養素が豊富に含まれています。最近では、「果物の皮を剥くのが面倒」「果物は高いからなかなか手が出ない」などといった理由で子供たちに果物をあまり食べさせていない家庭も、少なくありません。皮を剥いてカットされた状態の果物や冷凍保存された果物が手頃な価格で販売されていますので、それらを上手に取り入れ子供たちに果物を食べる習慣を身に付けさせていきたいものです。