教えて!農薬Q&A

農薬は本当に必要?

農薬に関する法律、指導要綱、社会的役割などについて

Q. 一つの農薬に対していろいろな呼び方があるようですが、どうしてですか。

 生物農薬をのぞいて、農薬は化学物質ですから、その有効成分の化学名(化学構造に基づいて付けた名前)で呼ぶのが、最も間違いない命名です。しかし、一般に化学名は複雑で専門家以外には馴染みがなく、極端に長くなる場合もあって、実用的ではありません。そこで、一般名には、①工業及び化学技術上の規格標準化と調整をする国際的機関の「国際標準化機構(ISO)」が推奨する国際的に通用するISO一般名と、②権威のある専門学会により承認された一般名が使われます。その両者が一致する場合もあります。学術雑誌ではこれらの一般名が使われます。

 種類名は、日本国内で農薬登録をする際の名称で、一般名に粒剤とか乳剤といった剤型をつけた名称です。商品名は販売のためにメーカーが製剤ごとに付けた名前で、試験名は農薬の開発試験段階での名称です。

 このように、いろいろな命名がなされているのは、管理するそれぞれの立場の人に分かりやすく、間違いなどを防止するためです。

  農薬の名前の標記例を以下に挙げます。

参考文献
*日本植物防疫協会『農薬概説』
*日本農薬学会『農薬とは何か』1996、日本植物防疫協会

(2008年8月)

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