農薬は安全?

農家への安全対策、使用状況の把握などについて

農薬はどこで売っているのですか。

農家は、所属するJAや農業資材小売店から購入するのが普通です。園芸用品を扱っている店やホームセンター等でも扱っていることが多く、そこでも購入することができます。

日本では、農薬の流通ルートは「系統ルート」と「商系ルート」の二つに区別できます。

系統ルートは、農薬会社・輸入業者→全農(全国農業協同組合連合会)→全農の都道府県本部・県連→各地のJA→農家という流れです。

商系ルートは、農薬会社・輸入業者→卸売業者→小売業者・各地のJA→農家・使用者という流れです。

平成26農薬年度(平成25年10月~平成26年9月)の出荷段階でのシェアは系統ルート40%、商系ルート60%でした。しかし、各地の大規模な総合農協では、商系ルートとも取り引きがあり、農家など使用者に渡る段階でのシェアは、系統ルート60%、商系ルート40%でした。全国の総合農協の数は562(令和3年4月1日現在)、卸売業者は約200社(支店を含む)あります。

農薬流通機構図(平成25年推定)
参考文献
*日本植物防疫協会『農薬概説』
*農林水産省監修『農薬要覧』2015、日本植物防疫協会
*全国農薬協同組合 組合案内
https://znouyaku.or.jp/profile/info

(2022年9月)