教えて!農薬Q&A

農薬は安全?

農家への安全対策、使用状況の把握などについて

Q. GAP(農業生産工程管理)とは何ですか。

農業生産工程管理(GAP:Good Agricultural Practice)とは、農業生産活動を行う上で必要な関係法令等の内容に則して定められる点検項目に沿って、農業生産活動の各工程の正確な実施、記録、点検及び評価を行うことによる持続的な改善活動のことです。

これを我が国の多くの農業者や産地が取り入れることにより、結果として食品の安全性向上、環境の保全、労働安全の確保、競争力の強化、品質の向上、農業経営の改善や効率化に資するとともに、消費者や実需者の信頼の確保が期待されます。

■ GAPの手法について
 GAP導入の合意形成・体制作りを整えた上で①から④を実行します。そこから出てきた改善点を⑤により②の農場利用計画・点検項目の作成に反映します。その後、②~⑤を繰り返すことにより良質な農業生産活動を行います(下図)。
GAPの手法について
■ GAPの取り組み
・GAPの共通基盤に関するガイドライン(2010年4月、農林水産省)より抜粋
 ①食料・農業・農村基本法における、食料の安定供給の確保、多面的機能の発揮、農業の持続的な発展など、食料・農業・農村に関する施策についての基本理念、②食品安全基本法における、食品の安全性の確保についての基本理念、③環境基本法における、環境の保全についての基本理念の実現のためには、農業生産工程管理(GAP:Good Agricultural Practice)の取組を奨励することが有効である。
 これを我が国の多くの農業者や産地が取り入れることにより、結果として食品の安全性向上、環境の保全、労働安全の確保、競争力の強化、品質の向上、農業経営の改善や効率化に資するとともに、消費者や実需者の信頼の確保が期待される。
・食料・農業・農村基本計画(2015年3月31日閣議決定)より抜粋
 農林水産省のガイドラインに則した一定以上のGAPの普及、拡大を推進する。
 国際的な取引にも通用するGAPに関する規格・認証の仕組みの構築を推進する。
 GAPの導入により、栽培管理や営農管理の改善、合理化を進める。
・GAP導入産地数 農林水産省調べ(2015年3月末現在)
 調査対象(4,391産地)の約6割(2,737産地)がGAPに取り組んでいる。
■ GAPにおける農薬の位置付け
 GAPにおいて農薬は、食品安全に関わる農業資材として多くの確認項目が設けられています。
農林水産省調べ(2014年3月末現在)
(注1) 1つの項目に2つ以上の内容がふくまれるものについては、それぞれの内容毎に数を積み上げている。
(注2) その他には、圃場の管理や、記録・販売の管理等が含まれる。
参考文献
*農林水産省ホームページ
http://www.maff.go.jp/j/seisan/gizyutu/gap/g_summary/
*一般社団法人日本GAP協会 ホームページ
http://jgap.jp/JGAP_Assoc/

(2017年5月)

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