教えて!農薬Q&A

農薬は安全?

農家への安全対策、使用状況の把握などについて

Q. 行政は、農薬が適正に使用されているか監視や指導をしているのですか。

農林水産省では、不適正使用のあった農家に対して、適正使用を徹底するように指導しています

 農林水産省では、農薬の適正使用の推進と農産物の安全性の確保のため、農産物の販売農家における農薬の使用状況の調査をし、不適正な使用のあった農家に対しては地方農政事務所および都道府県が農薬の適正使用の徹底を図るよう指導しています。

 農家の農薬使用記録簿の内容を基に、使用された農薬の適用農作物、使用量又は希釈倍数、使用時期および使用回数に不適正な事例がないか点検・確認をし、不適正使用のあった農家に対しては地方農政事務所および都道府県が農薬の適正使用の徹底を図るよう指導しています。また、調査結果を都道府県に通知するとともに、農家等の使用者に対して農薬の適正使用の周知徹底を図るよう要請しています。その調査結果が毎年公表されています。

 平成19年度は4,741戸の農産物販売農家について調査した結果、4,726戸(99.7%)で「適正に使用され、問題は認められない」とし、ほぼ全ての農家で農薬が適正に使用されており、農薬の適正使用についての意識が高いことが確認されました。また、2,087点の農産物について分析した結果、2点を除いて農薬の残留濃度は残留基準値以下であり、ほとんどの農家が適性に農薬を使用しているとした使用状況調査結果を裏づけるものでした。毎年の調査結果を通して農薬の適正使用の徹底を図るよう指導したことで不適切な農薬使用件数は、年ごとに減少、改善が見られています。

 過去の調査結果を振り返ると、農家の適正使用率は、平成15年度(97.9%)、平成16年度(99.3%)、平成17~19年度(99.6~99.7%)と毎年改善されてきています。 このことは平成15年度の農薬取締法改正とも関連していると考えられます。(図参照) また、都道府県でも独自の取組みがなされており、例えば群馬県では「農薬適正使用条例」を定め、農薬の適正管理、使用農薬の記帳等について研修会・座談会を開催し指導しています。

図1. 平成15~19年度国内産農産物における農薬の使用状況
図1. 平成15~19年度国内産農産物における農薬の使用状況
参考文献
*農林水産省ホームページ:
平成19年度国内産農産物における農薬の使用状況及び残留状況調査結果の概要について
*群馬県ホームページ(農薬適正使用条例の運用状況について)

(2009年4月)

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