専門向け

Japan FRAC/殺菌剤耐性菌対策

Japan FRAC 農業用殺菌剤耐性菌の対策を推進しています。

農業用殺菌剤は、糸状菌、細菌などの病原が引き起こす植物病害を防除することにより、作物の安定的な生産や高品質化に貢献しています。病原菌に対する作用点が特異的な殺菌剤については特に、突然変異等の要因により感受性低下菌・耐性菌が発生、防除効果が低下する事例があります。

病原菌の耐性リスクを低減して殺菌剤の防除効果を安定化することを目的に、世界の代表的な農業化学品製造会社はFRAC(Fungicide Resistance Action Committee)を設立、耐性菌の発生情報、感受性モニタリング方法、耐性菌の発生遅延化のための使用ガイドライン等を提供しています。Japan FRAC(J FRAC)は、2017年9月から農薬工業会内の組織となり、FRACの日本支部として活動しています。

耐性リスク評価

耐性菌発生にかかわるリスク評価の方法や、個別の作物の耐性菌対策についての指導機関向け情報を掲載しています。

耐性菌リスク低減対策

耐性菌発生遅延化のための対策を掲載しています。

ガイドライン集

J FRACが作成している使用ガイドラインを掲載しています。

FRAC動画

殺菌剤耐性とその管理方法について学びます。

FRAC文献集

耐性菌にかかわる幅広い知見をまとめた「農業用殺菌剤耐性菌:どのように対策するのか?」、
「植物病原菌の殺菌剤感受性モニタリング方法」を翻訳しました。

J FRACメンバー(ABC順)

BASFジャパン株式会社、バイエル クロップサイエンス株式会社、コルテバ・アグリサイエンス日本株式会社、
北興化学工業株式会社、石原産業株式会社、クミアイ化学工業株式会社、株式会社クレハ、
三井化学クロップ&ライフソリューション株式会社、日本農薬株式会社、日本曹達株式会社、
日産化学株式会社、住友化学株式会社、シンジェンタジャパン株式会社

*:FRAC 国際版ホームページ http://www.frac.info/