食べる?育てる?食材生活

育てる

植木鉢やプランタでの栽培が容易なミニトマトを育ててみましょう。

育てる1 栽培カレンダー

最初に知っておきたい基礎知識
  • 必要な場所・置く場所
    • ●ミニトマト苗 1株
    • ●植木鉢 10号 1つ
    • ●園芸支柱
      165cmくらい 1本
    • ●鉢底石 1袋
    • ●土(培養土) 1袋
    • 病害虫予防のために
      置く場所も気をつけましょう。
    • ●日当たりをよくする。
    • ●風通しをよくする。
    • ●なるべく雨に当てない。
  • 苗選びのポイント
    • ●枝と枝の間がしっかり詰まっていて、緑の濃いもの。
    • ●葉が黄色っぽくなっているものは避けましょう。
    • ●花が咲くまでは、苗を買ったときのポットで育てます。
    • <ポットでの育て方>
    • ●水は晴れた日に。
    • ●花が咲く前に黄色くなってきたら、「液肥」という肥料を週に1回程度あげましょう。
  • 病害虫チェックのポイント
    • 大切なのは、
      しっかり観察すること!
    • ●葉は裏も見る
       虫は葉の裏にいることが多いです。表面だけでなく裏面も同じようにチェックを。
    • 葉の裏によくいる害虫
    • ●茎・枝を見る
       虫や病気が発生していないかチェックしましょう。風通しの悪い茎に病気が広がることもあります。
    • よくある病気
    • ●果実を見る
       食べられていないか、
       変色や斑点はないかをチェック。
    • そして予防!
    • 農薬使いのキホン 予防編

育てる2

育て方
STEP1 根え付けから支柱まで
  • 土の準備
  • まずは準備。
    水はけをよくするため、
    鉢の底が隠れるくらいの鉢底石を入れます。
    鉢のふちから下2cmくらいのところまで土を入れます。
    このとき、半分くらい土を入れたら一度しっかり水をあげ、土に水分を含ませましょう。そのあともう半分の土を入れ、もう一度水をあげて土に水分を含ませます。
  • 土(培養土)と完熟牛ふん堆肥を2:1の割合で混ぜた土を使うと追肥の回数が少なくてすみます。
  • 植え付けの様子
  • そして植え付け。
    土の真ん中に、苗のポットが
    入るくらいの穴を掘り、
    ポットから出した苗を植えます。
    植えたら、苗と土をなじませる程度に水をあげます。
  • 植えた後、苗の根本をしっかり押さえて固定しましょう。
  • 支柱を立てる様子
  • そして植え付け。
    苗の横、根っこを傷つけない位置に
    支柱を立て、支柱と苗を麻ひもなどで結び、
    苗がぐらつかないようにします。
  • 支柱と苗を結ぶときは、花を傷めないように、花から離して結びましょう。

STEP1 完了!

STEP2 芽かき~追肥まで
  • わき芽摘みPH
  • わき芽を摘む。
    「わき芽」とは、葉っぱの付け根から
    出てくる小さな芽のこと。
    栄養をメインの茎に集中させるために、
    わき芽は全部摘んでいきます。
    そのままにしておくとどんどん大きくなるし、
    盛んに出てくるので、
    気がついたらその場で摘んでしまうのがコツです。
  • 茎が伸びてきたらこまめに支柱に結び、支柱より伸びた茎は切りましょう。
  • 「追肥」で栄養補給。
    4段目の花が咲いたら、栄養補給の時期です。
    希釈した「液肥(液体肥料)」を週に1回、
    1リットルあげましょう。
    液肥をあげた日は、液肥と別に水をあげなくて大丈夫です。
    土のボリュームが減ってきたら、植え付け時と同じ土を
    追加してあげましょう。
  • 花が咲いていたら、少しゆすってあげると受粉しやすくなります。
こんな状態になっていませんか?病害虫について
葉や茎に、こんな変化が出ていたら病害虫のしわざです。
トマトを育てるときの主な病害虫と対策方法、
しっかりチェックしてくださいね!
  • 症状1

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  • 症状2

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  • 症状3

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  • 症状4

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STEP2 完了!

STEP3 収穫!
  • 収穫時PH
  • 下から順番に収穫!
    植え付けから約1ヵ月半ほどで、
    実が色づき始めます。
    はじめの実は後の実の成長を促すために、
    できるだけ早めに収穫しましょう。
    真っ赤に熟したものをハサミでへたの少し上のところから
    切り取ります。
  • 食べごろを逃さずに!最初の収穫から1ヵ月半~2ヵ月くらい楽しめます。

おいしくいただきましたか?

育てるコツ

こんな危害中にご注意を!

害虫
●アブラムシ類
葉や新芽、つぼみ、花などのやわらかい部分に群がります。
増殖が速く、植物の養分を吸ってしまうため、生育が悪くなってしまいます。
またウイルスをうつして、病気にしてしまうこともあります。
移植時に殺虫剤の粒剤をまくのが効果的。
●アザミウマ類
葉に白や茶色の斑点が出たり、果実の表面がかさぶたやケロイドのようになります。
成虫が嫌う光線反射シートを使用したり、粒剤を土壌に埋め込みます。
●オオタバコガ
新芽の先端や茎、葉、果実が食べられて円形の穴があきます。
穴のあいた果実はすぐに枝から取り、中にいる成虫を殺してから処分します。
病害
●青枯病
土壌から広がる土壌病害で、春から秋の高温期、特に夏に発生しやすい。
初め全身の茎葉が、晴天の日中に一斉に緑のまましおれ、夜間には戻る状態を数日間繰り返して、やがて戻らなくなります。
抵抗性台木(Bバリア、グリーンガード、ボランチなど)を用いた接ぎ木栽培で被害が軽減できます。
●灰色かび病
最初は葉、花、果実などに水がしみたような斑点が現れ、やがて腐って灰色のカビが出ます。
雨にあてないようにするとともに多湿を避けるため、茎や葉が繁茂しすぎないようにしましょう。
病気にやられた部分はすぐに切って取り除いた後、薬剤を散布します。
●葉かび病
葉の表面の一部が黄色くなり、裏側には灰白色のカビがはえる。下の葉から上の葉へ広がっていきます。
通気を保つために茎や葉が繁茂しすぎないように。薬剤は発病後より予防として使うと効果的。
●萎凋(いちょう)病
種や土壌に伝染する病原菌が原因。下側の茎から黄色くなってしおれ、全体が枯れていきます。
新しい土を使うか、太陽熱や薬剤による土を消毒する。石灰で土を中性にすると発病を抑えられます。
●半身萎凋病
下の葉が部分的にしおれ始め、葉の縁は上に巻かれた状態に。次第に枯れていきます。
新しい土を使うか、太陽熱や薬剤による土を消毒する。
参考:
アイリスオーヤマ株式会社 ウェブサイト『アイリス家庭菜園ドットコム』
タキイ種苗株式会社 ウェブサイト『ベランダ農業をはじめよう』
撮影:小須田 進
STEP1 (そして植付け、支柱を立てる)
STEP2 (わき芽を摘む)