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快眠、睡眠の質をあげる野菜とは?

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いつもより早く布団に入ったにもかかわらず目覚めがスッキリしない、寝付きが悪くぐっすり眠った気がしない……などといった睡眠の悩みは、食生活を見直すことで改善できるかもしれません。特に、炭水化物や油ものメインの食事に偏りがちな場合は、要注意です。野菜を中心としたバランスよい献立を心掛け、快眠習慣を確保するようにしましょう。ここでは、睡眠の質を高めるのに役立つ「野菜」と効果的な食事の摂り方を紹介します。

快眠、睡眠の質をあげる野菜とは?

睡眠に良いとされる野菜その①「たまねぎ(ねぎ類)」

たまねぎ、青ねぎなどのねぎ類は、安眠効果が非常に高い野菜と言われています。中でも、包丁で切るときに目が痛くなる成分「硫化アリル」には、イライラを解消し、身体を温めながら穏やかな眠りへと導く効果があります。また、身体の疲労回復を促す作用もあるため、翌朝スッキリ目覚めたい人におすすめです。

ねぎ類の安眠効果を得るには、夕食時に「生食」で食べるのが一番です。硫化アリルは熱に弱いため、加熱調理をすると安眠効果を半減させてしまうのです。生食が苦手な人は、アロマテラピーの要領で枕元にねぎを置いて布団に入ると良いです。硫化アリルの成分を含んだ香りを鼻から吸収するだけでも、同様の効果を得ることができます。

睡眠に良いとされる野菜その②「セロリ・パセリ」

セロリやパセリは、特有なにおいと味が苦手という人も多いかもしれませんが、ねぎ類と同様に安眠効果が高く、昔から薬膳料理にもよく用いられています。セロリには、精神の鎮静作用のある「アピイン」が含まれるほか、ストレス解消に役立つビタミンC、滋養強壮を高めるミネラル分がたっぷり含まれています。パセリには、その独特な香りに快眠効果を得ることができます。これはパセリに含まれる「アピオール」「ピネン」「ミリスティシン」などの精油成分によるもので、寝付きが悪くリラックスして眠りに就きたい人には特におすすめの香りです。

睡眠の質を高める食事の摂り方

寝る直前に夕食を摂ると、睡眠中も胃や腸が活動を休めることができません。また、動物性油脂をたっぷり含んだメニューは、通常より消化に時間がかかるため、消化吸収を助ける食物繊維やミネラル分の多い野菜を一緒に摂るようします。内臓が働いている状態で布団に入ると、身体はなかなか睡眠モードに切り替わらず、寝付きが悪くなったり途中で目が覚めてしまったりします。逆に、空腹過ぎて眠れないという状態も良くありません。仕事で帰宅が深夜になってしまったときは、消化の良いものや身体を温める飲み物を適量口にしてから布団に入ると良いでしょう。

健康的な食生活と睡眠の質は、表裏一体といっても過言ではありません。ここで紹介した以外にも、睡眠による休息効果を高めるビタミンB群、睡眠中に心身の修復を促進する亜鉛、ストレス解消に役立つビタミンCなどが含まれる食べ物を積極的に摂取し、気持ちの良い目覚めとともに1日をスタートさせるようにしましょう。